こんにちは。2020年10月28日(水)晴れ。順調に工事は進んでいます。
今日は気密検査の様子をレポートしていきます。


気密測定専用の機械です。

気密検査をする場合、家の開口部(窓、エアコンの穴、給気口、排気口等)の施工を終えておこないます。
また、検査前に開口部に隙間がないか手をあてがい、空気の漏れがないか確認し、心配な個所にはウレタンフォームを吹き付けて念入りにチェックします。

気密検査とは

気密測定用の大きなファン(送風機)で建物内の空気を外に排気し、室内の気圧を測定します。高気密な住宅の場合、小さな隙間しか空いていないため、排気すると室内の気圧が低くなります。
隙間が少ない家は暖かい空気が外に逃げにくくなったり、夏に外部の蒸し暑い空気が家の中に入りにくくなり、エアコン効率が上がります。
快適な家とは気密性の高さから生まれます。

いよいよ気密検査スタート。
気密測定の専門家から説明があり、室内の空気を強制的に外部へ送り出し、負圧します。
5分ほどで気密検査の結果「C値」が出ます。

C値とは

C値とは、隙間面積の割合を示す数値で、床面積1㎡当たりどれ位(何c㎡)の隙間があるかを示す数値です。
この値がゼロに近いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
国の定めた高気密住宅のC値の基準は「5.0c㎡以下」ですが、スローライフ住宅設計の平均数値は「0.1~0.2c㎡/㎡」です。

今回の測定結果も当社の平均的な数値「0.1~0.2c㎡/㎡」が出て、この家の意図していない隙間は家全体でわずか「名刺サイズの半分」ぐらいという結果でした。
大工さんの丁寧な気密工事の賜物に圧巻です。


検査後、アクア吹付の様子をご紹介します。
天井にも隙間なくアクアフォームが吹き付けられています。

壁面も隙間なく吹き付けています。


アクアフォームのあちこちに、青い丸がついているのが分かりますか?
これは、アクアフォームの厚み(深さ)を確認するものです。

抜いてみると、このように長細い先端が埋まっているのです。
ちなみに、壁の深さは80mm、屋根の深さは120mmで施工します。
今回の施工もばっちりと規定内でおさまっていたので、気密性の高い家づくりが実現できるのでしょう!


午後からの作業で、本多大工が床材をカットして貼る準備をしてたところに遭遇。
床材を貼ると、傷つけないように養生をするため、完成間近まで見れないのでとても貴重でした!

今回の床材は「イクタのイタヤカエデ」を採用しております。
久々の登場で出来栄えがとても楽しみです。

本日のレポートはここまでです。
それでは、次回のレポートをお楽しみに。

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