こんにちは。11月28日(月)晴れ。今回は福岡市南区02の現場レポートです。
基礎工事が完了し、上棟に向けて土台敷きの様子をレポートします。


基礎の上に土台となる木材を敷いたり、給水の配管を通す作業です。

土台をしっかりと金物で締め固めます。


木材を敷く前に土台用気密パッキンを敷きます。

高気密性と防湿性を兼ね備えたシートを張り、床下の温度が外気の影響を受けにくく、室内環境に近づけ、冷暖房効率を高める「気密基礎断熱」基礎パッキンには気密パッキンを使います。


基礎の上に土台となる木材を敷いていきますが、基礎に乗らない大引きには「鋼製束(こうせいつか)」という金物で大引きを支えます。また、この金物は大引きが弛まないための役割もあります。

鋼製束とコンクリートは、ウレタンボンドで固定します。樹脂のような弾力性があり木工用ボンドとは違い完全には固くならないため、膨張収縮による木材の動きに対応でき床や床下のコンクリートに使用すると床鳴りの解消になります。


続いて、大工さんが土台に根太を設置し、その上に面材を敷いていく作業です。当社は床下に空調室を設けていることもあり、床下の通気性が優れている根太工法を採用しています。


続いて、床下に設置する熱交換器や工事中の換気扇を説明します。
下記の黒い物体はタートルチャンバーといい、外から給気した空気を高性能フィルターを通って全熱交換器からこのチャンバーを通って各部屋へ流れます。
排気する空気は、各部屋内の熱と水蒸気を含んだ汚れた空気をダクトからチャンバーを通り、全熱交換器で外の気温に適した温度に変えて外に排出します。

ダクトもメンテナンスや床下点検がしやすいように設置するように工夫しています。


全熱交換器「澄家換気システム」を設置します。

熱交換型換気システムで、さらに湿度交換をしてくれるので、冬には過乾燥を防ぎ、夏には蒸し暑さを緩和でき、省エネにも効果的です。

花粉・ハウスダストなどの有害物質を室内に入れないように高性能フィルターでシャットアウトした後、新鮮な空気を室内に取り入れます。


当社が採用している送風機です。小型で省エネながら長期間にわたり安定した換気量を維持できる機器です。もともと、第三種換気システムで採用する機器なのですが、ファンがパワフルなため、換気量が配管圧損や外風の影響を受けにくく、1台でも十分対応できるます。DCモーターで動いているため、毎月の電気代も安く抑えられるため、低コストです。

マーベックスHPより抜粋

工事中も床下の換気をおこなっています。
換気の機械は床下に施工するので、棟上げの前には設置しておきます。
この機械を使って工事中も床下の換気をして湿気が溜まらないようにします


根太を設置し全熱交換器やダクト等の設置を終えると、床の面材を敷いていきます。合板を仮置きし、上棟の材料を置いて本日の土台敷きが終了しました。上棟日まではブルーシートで養生しておきます。

今回はここまで。次回はいよいよ上棟です!

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