こんにちは。2022年2月5日(土)晴れ。福岡県春日市03の現場は順調に進んでいます。
今日は気密検査の様子をレポートしていきます。
外部は断熱材に覆われて銀色に光っています。気密測定をする際は、サッシの取り付けや排気口やエアコン口の施工が終わっている状態でおこないます。
気密検査をする場合、家の開口部(窓、エアコンの穴、給気口、排気口等)の施工を終えておこないます。
また、検査前に開口部に隙間がないか手をあてがい、空気の漏れがないか確認し、心配な個所にはウレタンフォームを吹き付けて念入りにチェックします。
アクアフォームのあちこちに、青い丸がついているのが分かりますか?
これは、アクアフォームの厚み(深さ)を確認するものです。抜いてみると、このように長細い先端が埋まっているのです。
ちなみに、壁の深さは85mm、屋根の深さは120mmで施工します。
今回の施工もばっちりと規定内でおさまっていたので、気密性の高い家づくりが実現できます!
気密測定専用の機械です。この機械で家の中の空気を負圧にして外に吐き出します。このときにかかる圧力で測定を行います。換気扇の親玉と思っていただければわかりやすいかと思います。
測定器を設置する冊子には養生テープで隙間を埋めます。
気密検査とは
気密測定用の大きなファン(送風機)で建物内の空気を外に排気し、室内の気圧を測定します。高気密な住宅の場合、小さな隙間しか空いていないため、排気すると室内の気圧が低くなります。
隙間が少ない家は暖かい空気が外に逃げにくくなったり、夏に外部の蒸し暑い空気が家の中に入りにくくなり、エアコン効率が上がります。
快適な家とは気密性の高さから生まれます。
いよいよ気密検査スタート。
気密測定の専門家から説明があり、室内の空気を強制的に外部へ送り出し、負圧します。
5分ほどで気密検査の結果「C値」が出ます。
C値とは
C値とは、隙間面積の割合を示す数値で、床面積1㎡当たりどれ位(何c㎡)の隙間があるかを示す数値です。
この値がゼロに近いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
国の定めた高気密住宅のC値の基準は「5.0c㎡以下」ですが、スローライフ住宅設計の平均数値は「0.1~0.2c㎡/㎡」です。
今回の測定結果も当社の平均的な数値「0.1~0.2c㎡/㎡」が出て、この家の意図していない隙間は家全体でわずか「カードサイズのほぼ半分」という結果でした。
大工さんの丁寧な施工の賜物に圧巻です。
本日のレポートはここまでです。
それでは、次回のレポートをお楽しみに。