こんにちは。
2022年2月23日(水)晴れ。福岡市東区03で上棟を執り行いました。
それではレポートをはじめます。
作業を始める前に、建物の四方をお塩、お神酒で清める「四方固め」をして、工事が無事に終えられるように、棟梁と現場監督とでおこないます。
朝礼では棟梁からの挨拶をもらい、工事の安全とお施主様ご一家の益々のご繁栄を祈念して乾杯し、上棟作業スタートです。まずは柱を所定の位置に立てていきます。
柱が立て終わると、続いて梁や胴差しと呼ばれる横架材の設置が始まります。
クレーンで持ち上げ、「かけや」と呼ばれる木槌で打ち込みます。
骨組みの木材は基本的に釘ではなく、金物で留められています。金物を締め込むと、隙間なくぴったりと連結されます。
大工職人さんの役割分担によって、あっという間に梁の設置まで完了しました。
梁の設置が終わると、「建て入れ直し」という作業に移ります。
床柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を巻き付け、垂直になっているかミリ単位で確認していきます。少しでもずれている場合は「屋起こし器」で調整します。
すべての柱が垂直になったため、金物で固定します。
金物は「羽子板ボルト」という金物を使用します。
金物を固定し終わると、今度はガンで釘を打ち込み固定し、合板を貼る作業へ進めます。
一方、1階の壁材を貼るチームと2階部分をつくるチームに分かれます。2階に耐力面材を上げ、おろしながら設置していきます。耐力面材を壁に貼ることで地震にも強く、高い気密性の家を造ることができます。
1階と同様、大工職人さん達が手際良く所定の位置に柱を運んでいき、梁や胴差といった横架材の取り付けをおこないます。
1階同様、2階の柱の「建て入れ直し」をおこないます。「下げ振り棒」で垂直になっているかを確認し、目視でも確認して固定します。
1階同様、柱の水平がとれたので羽子板ボルトという金物で固定し、小屋束に母屋と呼ばれる横架材を渡して棟木を取り付けます。
同時に火打ち梁を設置します。
金物と火打ち梁を取付け終えたら、小屋束に母屋と呼ばれる横架材を渡して棟木を取り付けます。
一番高いところの母屋を「棟木」といい、棟木が取り付けられた時点で「上棟」となります。上棟時に一番楽しみな瞬間が、棟木が取り付ける瞬間と言っても過言ではありません。
屋根束と棟木をとめる「かすがい」という金物を打ち込んで固定します。
小屋束、屋根束をかすがいで固定し、振れ止めを設置します。振れ止めを設置する前に水平が取れているか確認します。
水平が確保できたら屋根をかけていきます。まずは、垂木の取り付けです。
専用のビス「タルキック」を使用して固定します。垂木にしっかりと埋め込んで打ちます。
作業は一旦ストップし、お昼休憩です。お施主様がご用意していただいたお弁当をいただきます。
棟梁のご紹介やお施主様からひと言ご挨拶をいただきました。
お施主様から温かい差し入れもいただき、心も暖まります。
昼休憩後は垂木の取り付け作業から再開です。その後に断熱材の取り付けに進みます。
断熱材のキュウワンボードは断熱欠損を防ぐよう、隙間なく設置します。
接合部は気密テープを貼って隙間をなくします。断熱材はアルミ箔が貼られているため、断熱効果だけではなく遮熱効果もあるのが特徴の一つです。
断熱材の取り付けが終わると、熱溜まりを起こさぬよう、通気道縁を取り付けて野地板の設置をおこないます。
大工さんの作業はここで終了し、屋根屋さんによる防水ルーフィングの取り付けをおこない、本日の作業は終了となります。
上棟完了後の外観です。朝からの外観の変化をお楽しみください。
建築地の裏側から撮影した外観です。
最後にお施主様がのレポートはお施主様より地鎮祭のときに神主さんからいただいた「上棟札」を棟梁に渡していただきました。
↑指示内容↑
画像が荒くなったのでこの画角で作り直して欲しいです。
また、お施主様から労いのお言葉と職人全員へお土産のプレゼントをいただきました。
私ども社員にもご用意いただき、お心遣いに感謝です!
以上で、今回のリポートを終わります。
今後とも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。
次回レポートもお楽しみに!