地鎮祭とは 家を建てる際に、その土地の神様(氏神様)に土地を利用させて頂くことの許しを請う儀式で、工事の安全や住む人の繁栄を祈る行事です。

神主さんを建築予定地に招いて行うのが一般的ですが、地鎮祭そのものを行わなかったり、塩だけを撒いて簡易的に済ませるお客様もいらっしゃいます。

ここでは当社が行っている一般的な「神主さんを招き行う地鎮祭」について解説します。

地鎮祭当日の流れ

現地集合

参加者は地鎮祭開始予定時間の10~15分前までに必ずお越しください。

地鎮祭

【所要時間】30〜40分
  1. 開会の儀

    神主さんから催事についての説明をしていただきます。

  2. 降神(こうしん)の儀

    神主さんが神様を招きます。

  3. お祓い

    大麻(おおぬさ)でお祓いをします。参加者全員軽く頭を下げておきます。

  4. 祝詞奏上(のりとそうじょう)

    神主さんが祈りの言葉を読み上げます。

  5. 現場を祓い清める地鎮の儀

    土地や敷地内の四隅を塩と酒で祓い清め、草を刈ったり土地を均したりする動作を行います。

    1.四方祓いの儀(しほうばらいのぎ)
    2.刈初の儀(かりそめのぎ)
    3.鍬入れの儀(くわいれのぎ)
    4.杭打ちの儀(くいうちのぎ)

  6. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)

    参列者全員、一人ずつ祭壇の前まで行き、玉串を神に捧げます。玉串に自分の心をのせ、神にささげるという意味がこめられています。

  7. 昇神の儀(しょうしんのぎ)

    神様にお帰り頂きます。

  8. 上棟札のお渡しと説明

    神主さんより上棟札のお渡しと説明があります。上棟札は、後日行われる上棟の際に棟木と呼ばれる家の一番高いところに取り付けます。

  9. 乾杯

    お神酒で工事中の安全と完成を祈って乾杯します。

当日の天候について
  • 雨天…雨天決行いたします。恵みの雨が降る中で執り行う地鎮祭は土地神様が喜ぶので大変縁起が良いとされています。
  • 悪天候(台風・豪雨・強風・積雪など)…お施主様や参加するスタッフの安全が確保できないと判断した場合は延期となります。

打ち合わせ

地鎮祭終了後現地で図面の打合せを行います。

近隣への挨拶回りについて

建築期間中の近隣住民へのご挨拶は、私ども工事業者が行います。お施主様の近隣挨拶は、引渡し完了後のお引っ越しのタイミングで、弊社スタッフ同行のもと行っています。

これは、万が一建築中に近隣住民から苦情が発生した場合、その受付窓口が弊社のみになるようにし、矛先がお施主様へ向かないようするためです。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

当日の準備

当日までに用意するもの

初穂料3万円

必ずのし袋に入れた状態でご用意ください。お供え物等の用意は神社がしてくださるので不要です。

当日の服装

基本的に自由でOKです。フォーマルな服装の方もいれば、普段着の方もいます。カジュアルで参加する方も増えていますが、一般的に半ズボン、サンダルでなければ大丈夫です。

雨天の際はどうしても地面がぬかるみ足元が悪くなりますので、レインブーツや長靴などが好ましいです。