こんにちは。
8月12日(金)雨。福岡県太宰府市高雄で上棟を執り行いました。
今回はお施主様がご不在の中、作業を進めます。それではレポートをはじめます。


作業を始める前に、建物の四方をお塩、お神酒で清める「四方固め」をして、工事が無事に終えられるように、棟梁と現場監督とでおこないます。


朝礼では棟梁からの挨拶をもらい、工事の安全とお施主様ご一家の益々のご繁栄を祈念して乾杯します。 ちなみに、今回の現場から上棟の時は当社の専用ヘルメットを準備させていただきました。


いよいよ上棟作業がスタート。柱を所定の位置に立てていきます。

柱が立て終わると、続いて梁や胴差しと呼ばれる横架材の設置が始まります。

クレーンで持ち上げ、「かけや」と呼ばれる木槌で打ち込みます。

骨組みの木材は基本的に釘ではなく、金物で留められています。金物を締め込むと、隙間なくぴったりと連結されます。

大工職人さんの役割分担によって、あっという間に梁の設置まで完了しました。


梁の設置が終わると、「建て入れ直し」という作業に移ります。
床柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を巻き付け、垂直になっているかミリ単位で確認していきます。少しでもずれている場合は「屋起こし器」で調整します。


すべての柱が垂直になったため、金物で固定します。

金物は「羽子板ボルト」という金物を使用します。


金物を固定し終わると、今度はガンで釘を打ち込み固定し、合板を貼る作業へ進めます。


吹き抜け部分には足場を作り、木工事が終わるまで足場として利用します。


一方、雨仕舞(雨が降り込まないように防ぐ)の作業も同時に進め、壁に貼るボードの取り付けをおこないます。

柱や梁、軒等の形に合わせてボードや断熱材をカットして取り付けます。
気密性や断熱性を上げるために重要な工程です。


1階と同様、大工職人さん達が手際良く所定の位置に柱を運んでいき、梁や胴差といった横架材の取り付けをおこないます。


1階同様、2階の柱の「建て入れ直し」をおこないます。「下げ振り棒」で垂直になっているかを確認し、目視でも確認して固定します。

改めて説明しますと、床柱に「下げ振り棒」と呼ばれる振り子がついた器具を巻き付け、垂直になっているかミリ単位で確認していきます。少しでもずれている場合は「屋起こし器」で調整します。


1階同様、柱の水平がとれたので羽子板ボルトという金物で固定し、小屋束に母屋と呼ばれる横架材を渡して棟木を取り付けます。


小屋束に母屋と呼ばれる横架材を渡して棟木を取り付けます。


一番高いところの母屋を「棟木」といい、棟木が取り付けられた時点で「上棟」となります。上棟時に一番楽しみな瞬間が、棟木が取り付ける瞬間と言っても過言ではありません。


屋根束と棟木をとめる「かすがい」という金物を打ち込んで固定します。


お弁当を取りに行って戻ると、屋根の野地板まで取り付けが終わっていました。ビスでしっかりと固定します。

屋根の内側を撮影しました。


バルコニー部分も形ができました。


屋根の野地板まで設置できたところで作業は一旦ストップし、お昼休憩です。雨をしのげるスペースでお弁当をいただきました。約4時間程で屋根、壁までの作業まで進めることができ、職人さんの技術の高さと早く雨じまいをしてあげたいという心遣いに感謝です!

2階部分です。四方をボードでふさぎ、雨仕舞もできています。


昼休憩を早めに切り上げ、断熱材のキュウワンボードを貼る作業から再開します。


接合部は気密テープを貼って隙間をなくします。断熱材はアルミ箔が貼られているため、断熱効果だけではなく遮熱効果もあるのが特徴の一つです。

断熱材の上に通気胴縁を取り付けるための墨出しをおこないます。
雨で墨がうまく付かないため、基準となる胴縁を設置したり、メジャーで寸法を確認して設置していきます。


続いて通気胴縁の設置をおこない、さらに野地板を貼っていきます。通気胴縁は「パネリードⅡ」という専用のビスを使用します。
当社の屋根は二重張りのため、屋根用(135mm)と壁用(120mm)とビスの長さを分けて使用しています。

天候が悪く墨が付かないため、大工さんが厳しい目でメジャーを使いながら設置していきます。

基準となる野地板を設置し終えると、一気に取り付けていきます。


一方、こちらは一階の屋根部分(下屋)です。こちらも同じように屋根の野地板まで完成させます。


続いてキュウワンボードを貼っていきます。

柱の部分は断熱材がしっかりと収まるように加工して設置します。


キュウワンボードの上に野地板を貼る作業に進み、下屋での作業も終わります。

柱部分もしっかりと気密テープで結合しています。


上棟完了後の外観です。明日以降も雨が続くため、雨が降り込まないように養生しています。


内部の様子です。
床下が濡れた状態でカビが生えないように合板を起こし、換気扇を絶えず回し続けます。
※雨に濡れて合板が反ったりシミが出来ると、新品に交換しますので、お施主様を始め、ご覧の皆様はご心配なく。


以上で、今回のリポートを終わります。
今後とも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。
次回のレポートもお楽しみに!

現場レポート | 福岡県太宰府市高雄K様邸