家を建てようと思われたきっかけを教えてください
T様:退職して、一人で広い2階建ての家に住んでいたので、広すぎることと冬の寒さが気になっていました。減築しようかなとも考えたのですが、建替え費用のこともあって迷っていました。娘が結婚して孫もできて、鳥栖に住んでいるので、いっそのこと娘の近くに引っ越そうかとも思ったんです。悩んだ末、娘の近くで小さくて暖かい家を建てるのが一番いいかなと思ったのがきっかけになります。

スローライフを知った経緯と、選んだ決め手は何ですか?
T様:私が持っているお金と希望する家について考えながら、どこで理想の家を建ててもらえるかを探すために、インターネットで1ヶ月ほどひたすら調べました。いろいろな住宅施工会社を見て回った中で、ピタッとくるのがスローライフさんでした。内容としては近い会社もありましたが、他と違ってスローライフさんのホームページは施工内容の説明がしっかりしていたんです。楽しく閲覧できて私にも分かりやすかったこともあり、まずここに相談してみようと思いました。

スタッフ:最近リニューアルしたホームページはご覧になりましたか?以前も説明を多く載せていましたが、今は画像や動画で視覚的にもわかりやすい説明をたくさん載せています。T様がインターネットで施工会社を探されているとき、スローライフのホームページはすぐに見つかりましたか?
T様:割とすぐに見つかりましたが、リニューアル後のホームページはみていないです。以前住んでいた「OMソーラー」の家と同じシステムを扱っている会社を探していて、そこで「今は床下エアコンで十分」という話を聞きました。OMソーラーにこだわらず、床下エアコンについて調べてみると、すぐにスローライフさんのホームページが見つかりました。
スタッフ:OMソーラーについて簡単に教えてください。
T様:OMソーラーは太陽光パネルを使用して熱を集め、その熱を床下に送るシステムです。パネルで集めた熱をファンで床下に送り込み、床暖房のように家全体を温めます。また、給湯もできるんです。私は、この柔らかい暖かさがとても気に入っていました。ただ、夏は換気はできるけれど、快適に過ごせるわけではないんです。
スタッフ:建て替える時にその会社へは相談しなかったのですか?
T様:OMソーラーのことでお話を伺った会社も、床下エアコンを主流にしていて、そちらのほうがOMソーラーより費用も安いといわれました。大きな動力を使わずに快適に過ごせるなら床下エアコンでも良いかなと思ったんです。しかしその会社は、窓がペアガラスが主流で、北側はトリプルガラスにするとか、それだけでもプラス100万円とか言われて。建具も木材からこだわっていて、それはそれでいいかもしれないけれど、予算の都合もあるし、私自身がそういったこだわりはいいかな、暖かい家が建てばいいかな、と思ってちょっと違うかなと。


スタッフ:インターネットで「床下エアコン」で調べて何社ぐらい見られましたか。
T様:福岡県内だったら、OMソーラーのお話を伺った会社を含めて3社くらいしかなかったような気がします。だからスローライフさんもすぐヒットしました。ホームページにあるように、余計なところにお金を使わずその分安く高品質のものを作りますということだったので、ここしかないと思ってスローライフさんに決めました。
実際に住んでみて違ったなと思うところは?
T様:私は家づくりが2回目なんですが、前の家の不満なところ、失敗したと思ったところを今回全部クリアしたんです。だから今は実際に住んでみてやっぱり違ったというところはありません。以前は忙しかったのでお任せで作ってもらいましたが、吊り戸棚で暗かったキッチンも今は明るいですし、お風呂や洗面、トイレが近くてすっと行ける。勝手口も以前はつけていましたが、ほとんど使わないし、勝手口があることで寒くもなるため今回はつけませんでした。テラスもつけたいと思いましたが、実際玄関からしか出入りすることはないのでよかったです。

前に住んでいた住居で、不満に感じていたところなどありますか?
T様:広すぎましたね。そして吹き抜けが、寒い。晴れている日はいいのですが、曇りの日はとにかく寒かったです。一応2階に寝室があったので普段は2階で寝ていましたが、もう夏場は暑いから1階で寝ていました。もともと寒がりで暑い方が良いくらいだったのですが、だんだん温暖化による厳しい暑さで夜もエアコンをつけても寝苦しい感じがあって。冬は暖かいのですが、どうにかならないかなというのはありました。
全館空調システム、家の機能性についての感想を教えてください
T様:一番びっくりしたのは、住み始めた夏に雷が鳴って停電したときのことです。翌日に公民館の掃除があって、近所の方が「昨夜雷で停電したよね、すごく部屋の中が暑かった。暑くて目が覚めた」って言っていました。それで掃除から帰ってきて、家の中に入ったら部屋が涼しかったのでエアコンが自然についたのかなと思ってみたら、止まったままだったんですよ。夜中の1時か2時くらいに停電して、帰ってきたのが朝の9時くらいだったんですが、ぜんぜん涼しかったのにはびっくりしました。
スタッフ:断熱性能の高さに驚かれたのですね。体感していただいてよかったです。その時の温度設定から変化はありましたか?
T様:変わっていません。27度に設定して風量も自動設定にしています。夜中の1時から朝の9時ぐらいまでエアコンが切れっぱなしだったのに、切れたことも気づかずにすやすや寝てましたね。

スタッフ:マーベックス(熱交換器)の風量はどうされていますか?
T様:夏は4〜5くらいで、冬のすごく寒いときは2まで落としていました。
スタッフ:もう住み初めて2年なので、夏のマーベックスの風量は2でもいいかもしれないですね。35度を超える日などとても暑い日や10度を下回る寒い日は、マーベックスの風量を抑えて熱交換をする量を減らす方が快適な室内環境を維持できると思います。ルフロ(ダクトを使用して各部屋へ風を送っているモーター)はいかがでしょうか。夏と冬で風量を変えられていますか?
T様:そうですね。夏は多めで冬は少なめにしています。
全館空調システムの家に住みはじめたときに、住み方やメンテナンス等で難しいと思ったことがあれば教えてください。
T様:フィルター掃除だけなので簡単です。室内(排気)のフィルターは21日に1回だったのが、今はゴミの溜まりが少なくなったので1ヶ月に1回しています。もう一つの屋外のフィルターも1年に一度取り替えるだけなので特に難しくはありません。
スタッフ:外のフィルターは90日でモニターに清掃アラームが出ますが、毎回水洗いはされていますか?
T様:やってません。一年に1回フィルターを買い替えているだけ。そこまで汚れていないですし。ネットには虫がついたりしているけれど、フィルター自体は内側が真っ黒になっているということもないです。
スタッフ:メーカーは、フィルターを洗ってへたってきたら交換を推奨しています。あまり汚れていないとのことなので、水洗いすると取り替えなくてもきれいな状態で使えますよ。フィルターはリニューアルしてよりへたりにくくなっているので、次に買うときに洗い替え用に2つ買って、汚れたら水洗いすると良いですね。90日のアラーム表示の時か、半年に一度入れ替えるくらいで良いかもしれません。

T様:あとは「アノア(複数水栓対応形浄水器)」のフィルターもそんなに汚れていないんですよね。
スタッフ:お一人で使われているから1年に1回フィルターを変えるのももったいなく感じるかもしれませんね。交換はご自身でされていますか?
T様:自分の力でできなかったので、最初は業者の方にきてもらいました。交換の仕方は教わったのですが、1年に1回あれができるかな?と思って、夏と冬に息子が帰省するので、そのときに合わせてしようかなと思っているところです。
梅雨時期、夏場に室内で洗濯物を乾かした時の乾き具合は?
T様:洗濯はできるだけ晴れたときにして、外に干すようにしています。部屋干しをすることもありますが、エアコンを付けたり、お風呂の換気扇をつけたりして干しています。だいたい乾いてますね。
家の中でお気に入りの場所、こだわりなどありますか?

T様:ずっといるのでダイニングが一番いいですね。それと玄関。横長に作ってもらったので、孫たちがきてもスペースがゆったりしていて快適です。ダイニングの本棚も伝えたとおりに作っていただいたので、思った以上にたくさん収納できています。あとはトイレ。壁紙を選んでいただいたんですが、これが良かった。お店で見たときはシンプルすぎて寂しくないかな、明るい柄のものがよくないかなと思ったんですが、生活していたらとてもスッキリしていて。選んでもらって良かったです。


平屋にして良かったというところはありますか?
T様:1フロアーで生活動線が完結しているので、なにかあればすぐ行ける、すぐ取り出せるという利便性の高さですね。あと掃除もクイックルワイパーで全部いけるので簡単に済みます。

スタッフ:2階建てから平屋に住み替えられて、以前の家で感じられていた不満点はすべて解消されたのでしょうか。
T様:そうですね。先程言ったように息子が夏と冬に帰省するのですが、夏も冬も同じ半袖半ズボンの変わらない格好でずっと家にいるんですよ。快適かどうかを口に出すことはないですが、外にあまりでかけずに家におりますね。快適なんでしょうね。
スタッフ:平屋住宅で間取りを作るときに気をつけたポイントはありますか?
T様:以前の家で自分の生活スタイルが確立していたので、間取りはその生活スタイルに合わせて作ってもらいました。最初図面を見せてもらったときには、ゲストルームや寝室が南側にある提案でしたが、寝室は暗い方がよい、冬と夏の数日しか使わないゲストルームも南に置く必要は無いということを伝えて、このリビングがメインになるように作っていただいたんです。希望を伝えている間にさささっと図面を描いてくださって驚きましたね。他の会社では、一度聞き取って次の機会に持ってくるということが多かったと思います。打ち合わせをしながらその場で赤ペンで修正してしまうのは、スローライフさんだけですよね。

家づくりで苦労した点はどこですか?
スタッフ:満足する図面ができあがるまでに苦労したと思うことはありましたか?
T様:要望を伝えるとすぐに修正図面を描いてもらえてたので苦労したところはなく楽しめました。
スタッフ:設備など仕様を決めるときはいかがでしょうか?
T様:キッチン、洗面やお風呂、トイレなどの水回りも提案していただいた標準の仕様が高い品質だったので、満足していました。色だけ選んだ感じです。トクラスのキッチンもドラマの「逃げ恥」で使われたものということで、いいと思って(笑)。

スタッフ:工事中は困ったり、大変だなと思ったりしたことはありませんでしたか?
T様:工事中はそんなに足を運んでいなかったんですが、いつ来てもきれいにしてあって。夏だったのに草もとってありました。他の建築現場で草がたくさん生えているのを見ていたので、そこまでしただいていると頭がさがります。困ったことは特にありませんでした。
家を建てる前に考えていた予算と、実際にかかった費用の差はありますか?
T様:予算の差はなかったです。
こちらの家に住まわれてから、光熱費等の変化を教えてください。
T様:以前の家も途中でオール電化になったので、こちらとの差はほとんどないです。光熱費などを節約するために勉強しました。安い行政の温浴施設に3日に1回行くようにしたり、昼間に太陽光で給湯するようにしたりしています。夜間給湯を昼間給湯へ、給湯の設定を変えたんです。それで、春、秋は電気代が3000円いかなくなって、夏は4~5000円くらい、冬が6000円くらいになっています。

スタッフ:具体的になにを変えたか教えていただけますか?
T様:給湯の設定が夜間になっていたものを手動で、天気の良い日、気温が高い日のお昼だけ沸かすようにしています。お湯が減るたびにわき上げる「満タンわき増し」を設定します。満タンになったら停止して、「わき上げ停止日数」を5日間ほどに設定したら給湯器のわき上げを停止させます。これだけで夜間に沸かさず、天気の良い昼間だけ沸かすことができるんです。お湯が減るたびに沸かすのではなく、数日分を一度に沸かす方がいいのではないかと思っています。
スタッフ:とても簡単ですね。T様はお一人で生活していらして、日中自宅にいらっしゃるからあまり湯量が減ることもないですよね。参考になるお客さまも多いと思います。
T様:夏場は特にシャワーだけであまりお湯を使わないので、日中家にいる方は良いと思います。

スタッフ:太陽光発電で売電もできると思いますが、売電するよりもご自身で使ったほうが得ですか?
T様:私の場合は売るお金と買うお金が変わらないくらいの値段だったんです。それから今は電気代が高くなったので、売るより使った方がいいかなと思って。売電分は多いときで1万円以上売電しています。
スローライフを選んでよかった点は?
T様:全館空調システムで快適に過ごせていることと、高品質の設備なのにそんなに高くないところ。なにより打ち合わせなどとてもフレンドリーに接していただきました。
スローライフの不満点、改善点はありますか?
T様:特にないですね~。だいたい叶えていただいたし、難しいところも予算面も含めて納得いくように説明してもらったので。
最後に、これから(スローライフで)全館空調システムを採用する家づくりにアドバイスをお願いします。
T様:太陽光発電は絶対つけた方がいい。隣の家が最初はつけてなかったのを最近つけられてたんですが、後付けは高かったと思います。特に冬場は太陽が出ていないときにも使うけれど、太陽が出ているときに太陽光発電の電気を使うとかなり光熱費を抑えられるから、入れたほうが良いと思いました。

スタッフ:これまで携わってきたお施主様は、家づくりにおいて施主側も勉強をすることが大切で、業者任せにしていると納得できるものができないし、良いものかどうかの判断もできないと仰っていたのですが、T様も施工会社選びや間取りの設計の際など、ご自身で情報収集はしましたか?
T様:そうですね。家づくりをしてもらう会社はしっかり調べました。ホームページにざっくりした内容しか記載されていない会社は、自信がないんだなと、機能など詳しく記載している会社は自信をもっているからこそできるのだと思って、そういう会社で説明を受けたらその通りだったので。あとはいろいろな家を見に行って、憧れもいいけれどやはり自分の生活スタイルに合った家を作った方がいいです。以前の家は吹き抜けに憧れてつくったけれど、寒くて。自分が何が好きで何が必要なのか、自分の生活スタイルを具体的にイメージしておかないとやっぱり不満に感じたり、心配したりすると思います。

2度目の家づくりで以前の家の不満点を払拭できたというT様邸。
ご自身のライフスタイルの変化や趣味に合わせた生活動線の間取りに、全館空調システムを使いこなされて快適にすごされていることがわかりました。
特に太陽光発電システムと給湯器の連携による光熱費を抑える方法は、節約のヒントとなる方も多いのではないでしょうか。
インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
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