家を建てようと思われたきっかけを教えてください

ご主人:3DKの社宅で寝る部屋が狭くなったことと、長男が高学年になって中学生になるにあたって、居住地を構えなければいけないかなということで考え始めました。

スローライフを知った経緯を教えてください。

ご主人:家づくりを始めようと決めた時に、戸建てを建てるというのは絶対条件でした。そこで「快適な戸建てというのはどういうものか」というのをインターネットやYouTubeで調べたときに、「高気密」や「高断熱」、「C値」や「UA値」というワードを知って。その頃は毎日YouTubeで建築系の人の話をずっと観てましたね。ず〜っと観てたよね?

奥様:観てたね。もう引くくらい観てました(笑)

スローライフと比較して検討した会社はありますか?あれば教えてください。

ご主人:調べていく中で「快適な戸建て」の条件を全部満たした会社がスローライフさんだけだったという感じでした。ただ、同じ「高気密」や「高断熱」をうたっていて素材が良くても、ハウスメーカーは避けたくて。

スタッフ:ハウスメーカーを避けたい理由をうかがってもいいですか?

ご主人:あるハウスメーカーさんにはすごい営業さんがいて、こちらの職業も伝えてないのに「あなたの年収じゃ希望の条件はみたせません」みたいなことをずっと言われたり、そのメーカーで作ったお客様の家を「こんな家でも坪90万ぐらいします」、って言ったりして。お客様が建てた家を「こんな家」っていうんだと思って。どんなに条件がよくて、自分にお金があったとしてもそこでは建てないと思いました。それで、地場工務店さんに絞ったところで条件を満たしたのがスローライフさんだったので、ほぼ入り口から決めてましたね。

スローライフを選んだ決め手はなんですか?

ご主人:最初から決めていたというのもありますが、実際に夏と冬に宿泊体験して、社長自ら性能や材質、構造の説明を詳しくしていただいたり、その中で要所要所で「C値」「UA値」とかの話や実績を示すデータも全部みせていただだいたりしたんです。やっぱりもう、嘘じゃないんだな、スローライフさんでいこうかなと。

スタッフ:奥様はいかがでしょうか。

奥様:旦那が、スローライフさんのホームページを見たときに「ここに見学にいきたい!」ってずっと言っていて(笑)。何社か候補を上げたときに、「1番行きたいところだから1番最初に行きたくない」って旦那は言っていたけれど、スローライフさんに最初に行っても、どうせ他にもいくのだから、その他がよかったらそっちになるから一緒だと言って、結局1番最初にスローライフさんの住宅見学に行きました。私は「C値」が、「UA値」が、とかはよくわからないけど、他の工務店の営業の方が「こんな数字あったところで」みたいな言い方をされたんです。でもスローライフさんの社長は一生懸命説明をしてくださって、とてもいい人なんだと思いました。あとは展示された住宅が、スタッフさんの実際の家っていうのもびっくりして。自分の家をモデルハウスにするくらい自信があるんだというのもあったから、スローライフさんで良いんじゃないって。

ご主人:嘘偽りがない感じがあったんじゃないかなと思う。

スタッフ:そうですね、スローライフのオーナーさんは「良いものを共有したい」という方が多く、多くのオーナー様が家を建てる相談を受けた時に紹介をいただきます。西川をはじめ、全スタッフがオーナーさんの想いに寄り添って共感しながら理想の家づくりを心がけているのですが、その姿勢を信頼して建ててくれるオーナーさんが多いですね。

全館空調システム、家の機能性についての感想を教えてください。

奥様:快適です(笑)。宿泊体験のときはエアコンなどの設定を何度にしたらいいかわからなくて、冬物のパジャマで暑すぎるくらいだったけど、今はそうでもない。

ご主人:ぜんぜん快適。

奥様:今は夜もパンツとシャツだけですもんね、子どもたち。毛布をかけると汗びっしょりです。

ご主人:朝起きたときにちょっと冷えることもありますが、特に寒く感じる日はないです。

奥様:毛布からでたくないってことはないですね。

ご主人:冬はちょっと乾燥しますね。マスクを付けて寝るときもあります。加湿器はインフルエンザを発症してしまったときとか、いつもより乾燥がひどいかなというときに使うくらいです。

スタッフ:お家に温度計(湿度計)を設置していますか。

ご主人:してないです。したほうがいいんですか。

スタッフ:快適に過ごせる目安になりますね。個人差はあると思いますが、湿度を冬は45パーセント以上に保つとば暖かく感じますし、より快適になります。

全館空調システムについて、住みはじめたときに設定方法(住み方)やメンテナンス等で難しいと思ったことがあれば教えてください。

ご主人:エアコンの設定は、22〜23度にしています。以前は24〜26度にしていたんですが、スローライフさんのYouTubeの動画みて、22度に設定してあって。参考に設定を変えて、上をよく回すようにしたら、体感気温は変わらないなと。マーベックス(全熱交換器)の風量は3ですね、もうちょっと落としていいんですかね。

スタッフ:そうですね、もう1年経っていますし、風量は2ぐらいでいいです。特に暑い日や寒い日はマーベックスの風量が高すぎると熱交換せずに循環させてしまうので、新築から1年間はマックスで回すことをお伝えしますが、そういう時期は落としてもらった方がいいです。

ご主人:なるほど。ルフロ(換気システム)は6か7にしています。最初は8で回していましたが、ある程度匂いが落ち着いてきたら少し落として良いと聞いていたので、確か今は6ぐらいで回していると思います。

スタッフ:設定方法とか温度は悩みましたか。

奥様:結構悩んだよね。うん。

ご主人:今はほとんどいじることなく落ち着いています。ニュースとかみて明日寒いらしいとかだと1度あげたり、温かいらしいとかなったら下げたりみたいな感じで。

スタッフ:使い込んでおられてとても嬉しいです!ご自身でうまく使われていますね。メンテナンスはいかがですか。

ご主人:表示が出たら全部私がやっています。全館空調システムはエアコンの外と中のフィルターを変えたり、注文したりといったことがおそらく大変だということはわかっていたので。でも苦ではないです。場所はわかっていますし、はずしてつけるだけなんで。

スタッフ:マーベックス(全熱交換器)の中は掃除されましたか。

ご主人:まだですね。そちらは大変だと思うんですけど。

スタッフ:開けるのは少し面倒ですが、中のフィルターを抜いて外の空気に触れる方を掃除機で吸うだけなのでわりと簡単なんですよ。年に1度くらい、雨がふらない気候が良い時期に確認してみてください。外の空気を吸う方だけがちょっと汚れていると思います。寿命は10年くらいです。

ご主人:説明書に寿命が10年とあったので10年間あまり触らないでいいのかと思っていました(笑)。わかりました。

梅雨時期、夏場に室内で洗濯物を乾かした時の乾き具合は?

奥様:めっちゃ乾きますね。洗濯した時間にもよるんですけど、夜9時ぐらいに回して干せば、朝の6時、7時くらいにはもう乾いています。

ご主人:外には干さずに脱衣室のところに全部干しています。室内干しだけでも全然乾きますね。

奥様:時期関係なくいつでも乾きます。

家づくりで苦労した点はどこですか?

スタッフ:土地探しが非常に難航されてましたが、図面が決まるまでは苦労されましたか。

ご主人:最初は。南区の高宮から、大野城の下大利の西鉄沿線かJR沿線で、かつ最寄り駅まで徒歩20分圏内という土地を探していました。今遡って考えると、予算からするとなかなか難しい条件だったかなと思います。半年ほどその条件で探して難しかったので、二日市市くらいまで伸ばした感じでしたね。徒歩圏内という条件は変えたくなかったので。

スタッフ:購入申込をしては1番手になれずに見送りということを思い出せないほど繰り返しましたよね。一緒に土地探しをしていて歯痒い思いをしました。

ご主人:はい。根気よく探して結果的に二日市よりも広がりましたが、ダブルアクセスで西鉄にもJRにも行けるので、この立地で見つけられたのは良かったです。

スタッフ:図面を決めるのに悩むことはなかったですか。

ご主人:最初から、キッチンからリビング全体が見えるように、そして寝室を1階に配置して、それ以外の子ども部屋はすべて2階に配置するというコンセプトが決まっていたのでそんなに苦労はなかったです。

奥様:こっちはそんなに苦労しなかった。社長が大変だったかもしれない(笑)。階段どこからあがるかとか、踊り場とかね。

スタッフ:水回り設備や外装、内装などの仕様を決めるときはいかがでしたか。

ご主人:風呂のときにメーカーを迷いました。お風呂の性能とか浴槽の形、材質で悩みましたね。外壁とかはシックでシンプルでかっこいいものにしたかったんですけど、却下されたので(笑)ナチュラル的な感じになりましたね。

スタッフ:工事中はどうでしたか。

ご主人:めっちゃ見に来てた。

奥様:棟上げと、階段がつくぐらいのときに来た記憶しかない。

ご主人:コンクリート打ってもらったときに来て、あれ、ちっちゃくない?、家上がるまでの階段高くない?みたいな。何センチかわざわざ測って写真撮って。建てているときは意外と狭く見えることもあるけど、建ってしまえば大丈夫でした。地鎮祭の地縄が狭く感じると思いますけどそれは大丈夫。

奥様:地鎮祭のあとは意外と広くない?とかいって。

ご主人:そう、それ自分たちがしたあとだから。もう全施主の皆様が感じると思います。

スタッフ:工事中、家の中で決めた配線や棚の位置など打ち合わせに関して悩んだことはありませんか。

ご主人:コンセントも多い方がいいってくらいで、結構ばーっとつけて、それもスムーズに聞いてもらえた。

奥様:ここでこういうのが使いたいんですと伝えたら、じゃあここどうですか、って提案してもらったの。

ご主人:コンセント位置含め結構スムーズにできました。電気設備も自分たちが思ってたものをつけるとなったときに予算をオーバーすることもなかったし、最初の資金計画よりも若干安くなったみたいだし。

家を建てる前に考えていた予算と、実際にかかった費用の差はありますか?

ご主人:500万円ほどおそらく上振れしています。多分全部土地ですね。住宅の総予算は土地だと思います。

奥様:そうね、家じゃない。

スタッフ:資金計画を組む上でのポイントはどういうところでしょう。

ご主人:自分で月々の収入と支出を出して、月々の支払いローンが通る金額かどうか、かな。返していける金額がこれぐらいで、ローンを借りる金額がこれぐらいなら、総資金計画が見えてくると思います。家賃と住宅ローンが同額という考え方は違うし、固定資産税や修繕費、火災保険など、賃貸ではかからない費用があるので、そのあたりも踏まえて慎重に決めないといけないです。あとはボーナス返済をしないようにする。安定したボーナスばかりではないし。

奥様:なくなるかもしれないしね。

家の中でお気に入りの場所、こだわりなどありますか?

ご主人:吹き抜けと書斎。書斎はすごくいい!吹き抜けの理由は、最初土地のどこに家を建てるかで、社長に提案された家の配置を変えたんです。南側に建ったばかりの家と大きな貸駐車場があって、後々大きな家が建てられる可能性もあるかなと考えて、隣が近いと南側からの日が入らなくなると思って。それを社長に伝えて、目一杯北側によせて、家と家の間に庭を設けた方がプライバシーも確保できるのではないかという話をしたら、確かにそうかもしれない、それいいですねという話をもらいました。実際に建ててみたら晴れている日中は夕方くらいまで電気をつけなくてもいいくらい明るくて、それだけ東と南の陽光を取り込める吹き抜けになったので、これは正解だったなと思いますね。こだわりは書斎。壁紙と棚はよかった!色合いが。

奥様:リビング。定位置が決まっていて、玄関から全体が見えるから。こだわりは脱衣所です。洗濯してすぐ干して、取り込んで棚を置いているのでそこにしまって、という導線がいい。キッチンもいいけど、食洗機がついたので前の家よりはだいぶ立つ時間が短くなりましたね。

ご長男:キッチン。自分の部屋もそうだけど、キッチンは引き出しがいっぱいある。電気もいっぱいあるから。

ご次男:自分の部屋。マリオのキノコのぬいぐるみと一緒に遊べるから!

ご三男:自分の部屋。キノコのぬいぐるみでドッジボールしてる。

ご長女:庭!庭でサッカーしてる。自分の部屋はベッドに人形置きすぎって言われる。

こちらの家に住まわれてから、光熱費等の変化を教えてください。

ご主人:実質、月1万円ちょっとくらい安くなっていると思います。電気代は去年の1月が9,000円で、今年が1.1万円。こう見ると2,000円高いけど、去年分はこれにガス代が入るから。

奥様:ガス代が1.5万円くらいかかっているかな。

スタッフ:灯油は使ってないですか?

ご主人:使っていないですね。あ、やっぱり実質1.2〜1.3万円ちょっとは以前住んでいたところより安くなっています。

スローライフを選んでよかった点は?

ご主人:家の性能がいい。毎日快適に住めることはとても大事。

奥様:快適に住めるのは一緒。あと家事が楽になった気がします。キッチンのコンロも広くなったし、食洗機も付いたし。

ご主人:打合せがスムーズでしたよね、すごく。これもあれだろうね、熱量っていうか。

奥様:私達たぶんぐいぐい行き過ぎて。見に行ってきていいですかねとかって(笑)

ご主人:たぶんね、それぐらいしないといけないんだよ。こっちが任せるんじゃなくて。

スタッフ:おっしゃるとおりです。割りとお客様の準備が必要なんです。こちらがお伝えしていることが本当に正しいかどうか、ご自身で判断できないと取捨選択ができなくなってしまうので。たくさん提案してしまうと。納期までに決めたけれど、本当にこれでいいのかと悩む方もいます。

ご主人:そしたらまた工事が伸びてしまって、全体の工程が他のお客様との兼ね合いでまたずれていく、と。

スタッフ:他のオーナーさんの話を聞いていると、建てる方の勉強も必要という方が多いです。業者任せにしない方が良いと。

ご主人:そうですね。勉強は絶対必要ですね。基本的には打ち合わせも、工程だけ決めてもらって、それまでに何をこちらがいつまでに決めなければいけないかを伝えてもらった上で、やりたいことを全部ピックアップして投げて、できるできないの判断をするやり取りをしていたので。

奥様:そうね。どこそこに全然行けない、とかなかった。

ご主人:そう。それに合わせてね、パナソニックとかTOTOに見に行っておきたいとかね。

奥様:トクラスとか土地が決まってないのに社長と見に行ったよね(笑)。

スタッフ:あれでイメージがわきますよね。価格感とか、このキッチンでこの金額するんだとか。

ご主人:これでこうなるんだ、とか。資金計画は立てやすくなりますよね。

スローライフの不満点、改善点はありますか?

ご主人:こちらが間違っていないか指摘すると、謝罪してもらってやり直していただいたし、もめることもなかった。

奥様:あれ、こうじゃない?っていうのもなかった。

ご主人:修繕箇所が出てきてもすぐに対応いただけるし。去年の年末にエアコンが壊れたときもエアコン業者を呼んでもらって。漏電してたんですよね。

奥様:ブレーカー落ちたもんね。

ご主人:29日に壊れて31日に買いました。そういう年末年始のトラブルにも対応してもらったしね。

他社と比較し、スローライフにあって、他社ないものとその逆は何だと思いますか?

ご主人:ないものは営業?営業がいなくても劣ってはいない。無駄な営業コストがかかっていない。

奥様:大々的な客寄せをすることがない。

ご主人:ほんとにないけど、改善点といえばもっと認知度をあげてほしい。でも営業しすぎるのは違う気がする。施主が情報を調べていかないとスローライフさんにたどり着かないからこそ意味があると思います。どこで建てたのかと聞かれて、地場工務店さんとか大丈夫なのって言われることもありますが、1回絶対話し聞いてくださいって勧めて。紹介させていただいた方は話を聞くとほとんどの方が気に入っていただいたし、一人の方は今月契約するって言ってました(笑)。

奥様:勧めた方にキッチンの使い方どう?3連コンロはどう?って聞かれてます(笑)

最後に、これからスローライフで家づくりをする方にアドバイスをお願いします。

ご主人:施主側が勉強して、その内容をプロに聞く。できるかできないか、した方がいいかしない方がいいのか、意見を聞きながら家づくりをしていく方が自分の納得度も高まるし、聞いておけばよかったとか、こうしておけばよかったというのがなくなるので。やはり勉強と施主側からの提案が絶対必要だと思います。

奥様:自分のこだわりの場所と夫婦のゆずりあいが大切。私達はお風呂担当とか、書斎担当とかもう決まっていたので。夫婦仲良く(笑)。

ご主人:家づくりでけんかはなかったよね。

奥様:主人がキッチンにノータッチで、私がお風呂にノータッチで、もうなんでもいいよって言っていたので。

スタッフ:土地探しに難航する方が多いのですが、W様は苦労をされた分、土地探しで譲れない条件以外にここの考え方を変えたら見つかるかも、というポイントがあれば教えてください。

ご主人:一番は価格かもしれませんね。最初の設定から100万か200万くらい上がったと思います。ローンの35年とか40年、場合によっては50年というのを考えたら、違いは数千円なので。その数千円の負担をどう捉えるかで、何十年と住んでいく家を快適にできるかどうかが決まるので、価格の見直しはひとつの手段だと思います。あとは土地の形とかも家の作り方や配置でどうにでもなるのかなと。ただ、譲れないとこだけは絶対もっておくことが大事。ここだけは、というところを譲歩してしまうとなんでここに建てたんだろうという嫌な気持ちになってしまうので。うちの場合は、公共交通機関まで徒歩圏内というところだけは譲れなかったのが功を奏したかなと思います。あと性能は宿泊体験でモデルハウスを体験してもらわないとわからないからね。

スタッフ:宿泊するのは予定などの調整が大変でハードルが高いという方に「貸し切り見学会」を行っています。時間帯を分けて、スタッフが施設の説明をしたあと30〜60分ほど自由に使っていただく見学会を設けるようにしました。気軽に来れて体験できるので、人気なんですよ。

陽光がふりそそぎぬくもりを感じるリビングが居心地のよさを感じさせるW様邸。

ご主人が性能などに対する勉強や資金計画をし、こだわりたいところだけ奥様も意見を出すというスタンスでバランスが取れた理想的な家づくりを展開されました。

家族が集まるナチュラルな空間と対照的にシックで落ち着いた雰囲気のご主人の書斎にもこだわりが見てとれます。のびのびと庭でサッカーを楽しむ子どもたちの姿から、この家とともに成長していく未来が楽しみに感じられました。

インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

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