家を建てようと思われたきっかけを教えてください

奥様:福岡にきたのは、転職にともなって引っ越すことが決まっていたからです。

スタッフ:転職にともなうお引越しということで、賃貸に住もうという選択肢はなかったのですか?

奥様:子どもが3人というのが大きくて。借りるにしてもそれなりの広さや部屋数が必要になると考えると、賃貸ではそう簡単に見つからないので。

ご主人:金額的に考えても持ち家を買うのと一緒かなと考えて、家を建てようと思いました。

奥様:夫婦とも持ち家で育っているからというのもあるかもしれませんね。

スローライフを知った経緯と、選んだ決め手は何ですか?

奥様:「全館空調」に興味があって、インターネットで「全館空調」をキーワードにして調べていたら、スローライフさんが出てきました。

前に住んでいた住居で、不満に感じていたところなどありますか?

ご主人:今の家に比べたら空調とかは劣るけれど、とくに不便は感じてなかったかな。

奥様:新しかったし、変わった間取りのマンションだったし、気に入っていたので不満は特になかったです。

全館空調システム、家の機能性についての感想を教えてください

奥様:夏はずっとというわけではないけれど、熱気がこもってエアコンが効かない時期がありました。

ご主人:効かない時期というか、調整が難しいんだよね。空調システムの使い方をいろいろ聞いてそのとおりにしたら、効くようになったということがありました。

奥様:一階はまったく問題ないですけど、二階にあがるともわっとした空気がきたりとか。子どもの部屋の温度計が30度越えたことがありましたね。

ご主人:それも調整することで涼しくなったし、そういう調整が必要な時期があるということですね。冬も同じような感じで調整が必要だと感じました。

全館空調システムの家に住みはじめたときに、住み方やメンテナンス等で難しいと思ったことがあれば教えてください。

奥様:やっぱり調整がむずかしいですね。

スタッフ:外気温が高い(35度以上)とエアコンを2台動かさないと暑くなってしまうことはありますね。猛暑日はマーベックスだけで快適な室内環境維持は困難なので、ルフロ(床下の空気をダクトを通して各部屋へ送るためのモーター)の風量を「5〜8」に上げ、床下の冷たい空気を部屋全体へ強く送ります。あと、エアコンの設定温度と風量のバランスが大切で、バランスがとれていると快適に過ごすことができるんです。

ご主人:そうですね、その調整がうまくできるといいんですけど、それを状況やケース毎にわかりやすく教えてもらえたら良かったですね。

スタッフ:基本的な設定はお引き渡し時にご説明させていただいているのですが、季節が変わると忘れている方も多くおられます。引渡しから1年目までは季節が変わると改めてご説明に伺った方がいいかもしれませんね。

ご主人:それがあると助かりますね。

スタッフ:メンテナンスは室内と室外を月1回くらいですか?

奥様:室内はもっと頻繁にしていますね。思った以上に室内が汚れているので。

ご主人:犬がいるからとかじゃなくて?

奥様:犬の毛とかではなくてホコリが多いかな。一階の玄関、台所、洗面所、トイレにあるけれど、子どもたちがもってくる砂ぼこりや、人の動きがあることが大きいかな。

スタッフ:排気フィルターの清掃はどのようにされていますか?

奥様:フィルターの上にレンジフードにつけるフィルターをつけて、それを2週間に一度くらい取り替えています。性能が落ちるかもしれないけど、それだけ汚れているので何か対策したくて。

スタッフ:確かに吸引力に影響があるかもしれないですね(笑)。外の給気フィルターはどうされていますか?

奥様:月に1回から1ヶ月半に1回くらい。掃除機で吸ったり、水洗いしたりするだけで匂いもないし手入れは簡単です。

スタッフ:給気フィルターの交換は1年に1度くらいですか?

奥様:2つを交互に使っていて、そこまで汚れていないのでまだ買い替えはしてないですね。

ご主人:そのフィルターの外にある虫取り網みたいなものが結構いいです。

奥様:虫が結構取れて、水洗いでさーっときれいになるから。

スタッフ:床下のエアコンのフィルター清掃はどうですか?

奥様:ずーっとつけっぱなしなのに、不思議なくらいあんまり汚れていないです。前のマンションだと少し油断したらすぐ黒っぽくなっていたのに、白っぽいホコリがちょっと着くくらい。

梅雨時期、夏場に室内で洗濯物を乾かした時の乾き具合は?

奥様:洗濯物は、夜干せば雨の日じゃないかぎりは結構乾いているかな。

スタッフ:オーナーさんの多くが同意見ですね。洗濯物を乾かせるには風を当てるのが一番効果的なので、扇風機やサーキュレーターで空気の流れをつくるといいかもしれません。

家の中でお気に入りの場所、こだわりなどありますか?

ご主人:畳スペースです。飲んでゆったり過ごしています。ピアノは置く予定はなかったんですけどね

奥様:今は台所の時間が長いので…(笑)リビングかな?山が見えるのがいいです。

Eちゃん:畳のところ。ピアノができるし本も読めるしゆっくりできるから。

Yくん:ゲーム部屋です(笑)

奥様:主人の書斎のために作ったのに今は長男のゲーム部屋になっているんです(笑)

Tちゃん:自分の部屋が一番好きです!

家づくりで苦労した点はどこですか?

ご主人:間取りは結構苦労した。限られた土地の広さの中で、実際使える面積(部屋)を確保するのに苦労した。自分で図面を書いて計算した記憶がある。狭いけど、頑張ったなと思う。唯一、玄関をもう少し考えればよかった、動くときに狭いなと感じるときがあります。リビングが狭いとか、居住スペースが狭いとは感じることはないけれど、以前のマンションの玄関が広かったこともあって。日常生活で狭いと感じるときはないけど、家族で出かけるときには狭いかな

奥様:土地探しで、詳しくない土地で探さないといけなかったこと。玄関も実際に見てみると狭い!って (笑) どうしても通路が狭くて。あと、自分たちでいろいろ勉強して家を建てるものだと思いますけど、そういったことを飛ばしてしまったのでそこは反省しています。

家を建てる前に考えていた予算と、実際にかかった費用の差はありますか?

ご主人:4000万円超えることは考えていなかった。想定外だったと思ったけれど、スローライフさんにはいろいろとわがままを言ったので…(笑)田舎の割には利便性が高くて、安い土地ではなかったですがとても気に入っています。

こちらの家に住まわれてから、光熱費等の変化を教えてください。

奥様:1月は一番高かったですね。1万円は越えたかな。だいたい毎月平均1万円いかないです。売電してみて、去年はマイナスでしたけど、1年中エアコンつけっぱなしですけど、今年はプラスになりました。

スタッフ:5人家族で月の電気代が1万円以下では相当安い方だと思います(笑)。あと、ガス代がなくなったからだいぶ抑えられた感じでしょうか。

ご主人:今の電気料金の値上げは想定外でしたが、特に高くなったとは感じてないですね。

スローライフを選んでよかった点は?

奥様:問題があったときに、すぐ解決をはかってくださったところ。

ご主人:全館空調がちゃんとできて、間取りは個人的にはちゃんとしてくれたし…うん。棚の取付けもしてくれたし、よくしてもらったなぁと思いますね。立地的に大型車の通行による振動はあるのですが、それ以外は個人的にとてもこの家自体は気に入っています。

スローライフの不満点、改善点はありますか?

奥様:設計をしてるときに、もうちょっといろいろと提案をしてもらうとよかった。本当は自分で勉強をしないといけないのですが、何も知らない状態のときに、「これを選んだらこうなります」「こうするとお好みだと思います」のような提案が欲しかったように思います。

ご主人:空調の調整をどうしたらいいか難しい。全館空調をつけると全てまかなえると思っていたが、自分で調整がいるなと。そういった調整の説明が特になかったと思うので、微調整のやり方を教えてもらいたかったです。

スタッフ:一般的な調整の仕方はお伝えしているのですが、どうしても立地やお施主様のお好みによって微調整が必要となってくるので、ご説明の仕方や調整のポイントの伝え方、そこは当社の課題ですね。

最後に、これからスローライフで家づくりをする方にアドバイスをお願いします。

奥様:事前の勉強をせずに始めちゃったので、勉強が必要だったなと思いました(笑)結果的に失敗した、ということはないですけど、いろいろ知っていたらもっと「こういう間取りにしたい」という希望や選択肢が広がっていたのではと思います。

ご主人:私自身は非常に満足していますし、全館空調への期待値の受け取り方にもよるのでしょうけれども、うまくいっているときは快適で合理的な設計だと思っています。基本的に躯体内側そのものの温度変化をなるべくなくしてしまえば、エアコンの稼働も抑えられて電気料金も安くなるし、私自身も仕事上、温室の温度調整とかするのでとても合理的だと思います。それを自分で調整して実現するとなると自分の課題としてあるけれど、スローライフさんにお任せしてよかったです。こちらの勉強不足にも相談にのっていただきましたし、私自身は他の方にもぜひ勧めたいと思っています。

木のぬくもりと居心地のよさを感じるY様邸。

秋口にお引渡し後、春まではご主人が1人で生活されていたこともあり、ご家族が揃うとより玄関が狭く感じられたようでしたが、家自体を気に入ってらっしゃるご様子でした。

お子さんからもご自宅をとても気に入っているという感想をいただいて、ご主人もよろこんでいらっしゃいました。

インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

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