全館空調システムの家を快適に運用するには、高気密高断熱住宅であることが必須条件。そのため当社では様々なメーカーの高性能資材やアイテムを吟味した上で採用してます。

その中でも「どの窓を選択するか」は、高気密高断熱住宅を建てる上で特に重要になってきます。

当社では、エクセルシャノン社製「トリプルシャノンIIx」という高性能な樹脂サッシの窓を標準で採用しています。この窓は優れた断熱性能を発揮し、住宅のエネルギー効率向上に貢献してくれます。

このページでは、樹脂サッシの特徴と当社が提供する住宅で標準装備している「トリプルシャノンIIx」について説明します。

当社YouTubeチャンネルでも詳しく解説しています!

樹脂サッシとは

樹脂サッシは、塩化ビニル樹脂から作られた窓サッシで、その特性から断熱性や気密性が高く、快適な住環境を確保できる窓材として注目されています。 

特に寒冷地域での採用が多く、日本国内でも北海道や東北地方などの寒冷地域で一般的に使用されていますが、昨今の国の省エネ基準強化により、寒冷地以外での樹脂サッシ需要も増加傾向にあります。

通常のサッシ窓との違い

日本家屋の窓でスタンダードなアルミサッシと、樹脂サッシの主な違いは、材料と性能にあります。 

アルミサッシは一般的にアルミニウム製で、全体がアルミニウムで構成されています。一方、樹脂サッシは主に塩化ビニル樹脂から作られています。

また樹脂サッシはフレームと窓ガラスを溶接して作っている為、ネジで組み立てるアルミサッシより断熱性が高く、結露が発生しにくい特長があります。

勿論デメリットも存在します。アルミサッシの耐久年数が50年以上であることに比べ、樹脂サッシの耐久年数は30年から50年とやや劣り、通常のアルミサッシに比べて製造や設置のコストが割高になります。

エクセルシャノン社「トリプルシャノンIIx」の特徴

当社標準の窓、エクセルシャノン社の「トリプルシャノンIIx」は、優れた性能を持つ樹脂サッシです。 

実は、家の中で外気温を室内に最も伝えやすい箇所は、窓やドアなどの開口部。一般的な戸建て住宅の場合、夏の冷房時は窓やドアからの熱が室内に入る割合が73%にも上り、冬の暖房時には58%もの熱が許容部から外部へ流出してしまいます。 

この問題は、断熱・気密性能に優れた高性能樹脂サッシ「トリプルシャノンIIx」を導入することでクリアできます。

超高断熱窓 トリプルシャノンIIxのご紹介

優れた断熱性能

高性能樹脂サッシは、優れた断熱・気密性能を持っており、窓からの暑い日差しや寒さに悩まされず、快適な室内環境を維持できます。 

「トリプルシャノンIIx」に使用されるトリプルガラスの厚さは総計で39mm。内外2枚のガラスを特殊金属膜をコーティングした Low-Eガラスで構成しており、その間に非常に熱の伝導率が低い不活性ガス「アルゴンガス」を充填して断熱性能を向上させています。 

クリプトンガス0.009 W/(m・k)
アルゴンガス0.016 W/(m・k)
空気0.024 W/(m・k)
塩ビ樹脂0.17 W/(m・k)
アルミニウム200 W/(m・k)
熱伝導率の比較(エクセルシャノン公式サイトより引用)

また、フレームの厚みもこだわりを感じる仕様です。フレームの構造体となる外周部は、2.5mm以上の厚さで成型されており、「公共建築工事標準仕様書」ならびに、「木造建築工事標準仕様書」に適合した堅牢な樹脂サッシとなっています。

これらトリプルガラスと樹脂フレームを組み合わせることで、外部の気温変化から室内をしっかりと守り、暖房や冷房の効果を最大限に引き出すことが可能になります。 

JISの最高等級を上回る気密性能

高性能な樹脂サッシは、高断熱・高気密の住宅において重要な役割を果たします。窓からの暑い日差しや窓の近くでの不快な寒さなどのストレスから解放され、快適な環境を提供します。

特に「トリプルシャノンIIx」は、2重シール構造と独自のロック機構により、JISの最高等級である「A-4等級」を大幅に上回る気密性能を備えています。これにより、外気温を遮断し、断熱・気密性能に優れた室内環境を確保できるのです。

家と健康を守る結露対策

結露は、室内の暖かい空気が冷たい壁や窓に接触することで急激に冷却され、その結果、空気中の水蒸気が水滴に凝結する現象です。 

その点、高性能樹脂サッシは結露対策に優れています。アルミスペーサーより断熱性が高いウォームエッジスペーサーを採用し、ガラス端部の熱損失や屋内と外部の熱を伝えてしまう熱橋、結露を効果的に抑制します。

2023年1月24日15時頃の当社モデルハウス2階ベランダそばの映像です。当時気温マイナス2度でモデルハウス内の室温は22度前後。撮影中ずっと粉雪が舞っていました。
動画に写っている窓は勿論「トリプルシャノンⅡx」。見ての通り全く結露ゼロです。寒い時期によくある「窓のそばに近づくとすごく寒い」現象もありませんでした。

外気温度と室内温度の差から生じる結露を防ぐことで、アレルギーの原因となるカビやダニの繁殖を防止し、ご家族の健康を守ると同時に住宅の傷みを防ぐことにも繋がります。

快適な住環境に直結する防音対策

「トリプルシャノンⅡx」という名称の由来の一つに「遮音」があります。名前通りの高い遮音性能により、静かな室内環境を実現します。 

「トリプルシャノンIIx」は、屋外の騒音を効果的にシャットアウトし、室内での騒音も遮音してくれるため、ドアの開閉音・足音・テレビや楽器の音・お子さまやペットの声など、ご近所に気兼ねすることなくのびのびと暮らすことができます。 

お施主様の声

太宰府市K様

騒音とか気にならなくなりましたね。子供が騒いでも気にする心配がなくなったし。困るのはあれですね。雨の日。雨の音は聞こえない。外の音が聞こえないので。出かける時に、え、雨降っとるやん!っていう。

春日市Y様

暖かいのでコタツも不要になって処分しました。気密性もいいし、トリプルガラスのおかげで外に音ももれないから、大きな声で気兼ねなく笑えますし、主人が2階でリモートワークをしていても、ドアを閉めれば1階のテレビの音も聞こえないから気軽に家事ができます。

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