こんにちは。
2020年4月15日(水)曇り。雨も心配されましたがお天気も持ち堪えてくれ、寒くも暑くもない程よい気温の中、福岡県春日市で上棟式を執り行いました。
それではレポートさせて頂きます。
午前8時頃
建物の四方をお塩、お米、お神酒で清める「四方固め」を行い工事の安全と、お施主様ご一家の益々のご繁栄を祈念して乾杯した後、いよいよ上棟作業のスタートです。
到着した頃(8:30頃)には、1階の工事がほとんど終わっていました。
大工職人さん達が手際良く所定の位置に柱を運んでいき建てていきます。
柱と大引(1階の床組の重要な梁部材のことです。根太を支える部材です。)に印字された文字通りに建てていきます。
この文字は『いろはにとちりぬるを・・・』という47字の誦文(ずもん)といい、木材に「いろは順」に印字されています。
『水平器』を用いて垂直に建っているかを確認します。
棟梁の桐谷さん。
重たい梁を抱えて細い柱の上も軽い身のこなしで木材を所定の位置に持ち運び組立ていきます。
いつもとても優しい桐谷さんですが現場での真剣な眼差しと技には職人魂を垣間見れます。
合板(ごうはん)という2階の床となる木材を運び、ビスとめていきます。
ここでお昼休憩となりました。
現場監督の西島の挨拶の後、お施主様よりご挨拶を頂き、乾杯をさせて頂きました。
体力仕事ともあり、お施主様が精を付けるために振舞っていただきました。
棟札(むなふだ)といい棟木(むなぎ)と呼ばれる屋根の一番高い部分に取付ます。
棟札とは守護札であると同時に、その建物の戸籍書のような大切な御札です。家族の代が替わっても建物がある限り半永久的に残って行き、神々に感謝をし祀るためであり、家の守り神として祀ります。一般の御神札とは異なります。
御神名のご紹介です。
★屋船久久遅命(やふねくくちのみこと)
★屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)
★手直帆負命(たおきほおいのみこと)
★彦狭知命(ひこさしりのみこと)
★土産神(うぶすながみ)
そして裏側に期日、建主、施工主名を記します。
昼食休憩中に、電気配線(要確認)のお打合せをされておりました。
普段は、図面上で打ち合わせるのですが、家が建ち始めた現場で打ち合わせると、イメージがしやすくて打合せも進むことと思います。
午後からの作業が開始され、本日は雨仕舞ができるところまで進めます。
本日の作業終了した後の写真です。
これから、建物の面材、断熱材を張って、木部の大工工事が進んでいきます。
以上で、今回のリポートを終わります。
これからも末永いお付き合いを宜しくお願い致します。