こんにちは。2020年8月28日(金)曇り。順調に工事は進んでいます。
今日は気密検査の様子をレポートしていきます。
気密測定専用の機械です。
測定の準備を進めています。
Nくんも興味津々です。
気密検査をする場合、家の開口部(窓、エアコンの穴、給気口、排気口等)の施工を終えておこないます。
また、検査前に開口部に隙間がないか手をあてがい、空気の漏れがないか確認し、心配な個所にはウレタンフォームを吹き付けて念入りにチェックします。
気密検査とは
気密測定用の大きなファン(送風機)で建物内の空気を外に排気し、室内の気圧を測定します。高気密な住宅の場合、小さな隙間しか空いていないため、排気すると室内の気圧が低くなります。
隙間が少ない家は暖かい空気が外に逃げにくくなったり、夏に外部の蒸し暑い空気が家の中に入りにくくなり、エアコン効率が上がります。
快適な家とは気密性の高さから生まれます。
いよいよ気密検査スタート。
気密測定の専門家から説明があり、室内の空気を強制的に外部へ送り出し、負圧します。
5分ほどで気密検査の結果「C値」が出ます。
C値とは
C値とは、隙間面積の割合を示す数値で、床面積1㎡当たりどれ位(何c㎡)の隙間があるかを示す数値です。
この値がゼロに近いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
国の定めた高気密住宅のC値の基準は「5.0c㎡以下」ですが、スローライフ住宅設計の平均数値は「0.1~0.2c㎡/㎡」です。
今回の測定結果も当社の平均的な数値「0.1~0.2c㎡/㎡」が出て、この家の意図していない隙間は家全体でわずか「名刺サイズの半分」ぐらいという結果でした。
大工さんの丁寧な気密工事の賜物に感謝です。
検査後は現場監督と工事の進捗報告や今後の打合せをおこないました。
今回の打合せは進捗報告と図面で決めたことの確認作業でした。
現場で打合せをおこなうことで、図面上では伝わりにくい部分やまた、図面で決めたことが仕上げの部分で仕上がりが悪い場合、改善案を話し合って良い家づくりを進めることができます。
本日のレポートはここまでです。
それでは、次回のレポートをお楽しみに。