こんにちは。2021年3月12日(金)くもり。福岡県朝倉郡筑前町の現場は順調に進んでいます。
今日は気密検査の様子をレポートしていきます。


気密検査は家の開口部(窓、エアコンの穴、給気口、排気口等)の施工を終えておこないます。また、検査前に開口部に隙間がないか手をあてがい、空気の漏れがないか確認し、心配な個所にはウレタンフォームを吹き付けて念入りにチェックします。

気密測定はこのような機械を使っておこないます。このバスーカみたいな機械で家の空気を外に排出していきます。家の中の空気を排出するので、宅内が負圧になって隙間から空気がはいってくる時間などを調べて隙間面積を想定します。

換気扇や給気口などはこのようにテープで目張りしておこないます。気密測定は、意図していない隙間を測定するため、このような意図した隙間は目張りして計測して良いことになっています。

気密検査とは

気密測定用の大きなファン(送風機)で建物内の空気を外に排気し、室内の気圧を測定します。高気密な住宅の場合、小さな隙間しか空いていないため、排気すると室内の気圧が低くなります。
隙間が少ない家は暖かい空気が外に逃げにくくなったり、夏に外部の蒸し暑い空気が家の中に入りにくくなり、エアコン効率が上がります。
快適な家とは気密性の高さから生まれます。


いよいよ気密検査スタート。
気密測定の専門家から説明があり、室内の空気を強制的に外部へ送り出し、負圧します。
5分ほどで気密検査の結果「C値」が出ます。

C値とは

C値とは、隙間面積の割合を示す数値で、床面積1㎡当たりどれ位(何c㎡)の隙間があるかを示す数値です。
この値がゼロに近いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
国の定めた高気密住宅のC値の基準は「5.0c㎡以下」ですが、スローライフ住宅設計の平均数値は「0.1~0.2c㎡/㎡」です。

今回の測定結果も当社の平均的な数値「0.1~0.2c㎡/㎡」が出て、この家の意図していない隙間は家全体でわずか「カードサイズのほぼ半分」という結果でした。
大工さんの丁寧な施工の賜物に圧巻です。


午後からの作業では、本多大工が床を作っていました。ところどころは床材が貼られています。床材を貼り終えると、工事中に傷つけないように養生をするため、完成間近まで見れないのでとても貴重です。

本日のレポートはここまでです。
それでは、次回のレポートをお楽しみに。

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