こんにちは。2020年11月26日(木)晴れ。福岡県筑紫野市の現場は順調に進んでいます。
今日は気密検査の様子をレポートしていきます。
気密測定専用の機械です。
気密検査をする場合、家の開口部(窓、エアコンの穴、給気口、排気口等)の施工を終えておこないます。
また、検査前に開口部に隙間がないか手をあてがい、空気の漏れがないか確認し、心配な個所にはウレタンフォームを吹き付けて念入りにチェックします。
気密検査とは
気密測定用の大きなファン(送風機)で建物内の空気を外に排気し、室内の気圧を測定します。高気密な住宅の場合、小さな隙間しか空いていないため、排気すると室内の気圧が低くなります。
隙間が少ない家は暖かい空気が外に逃げにくくなったり、夏に外部の蒸し暑い空気が家の中に入りにくくなり、エアコン効率が上がります。
快適な家とは気密性の高さから生まれます。
いよいよ気密検査スタート。
気密測定の専門家から説明があり、室内の空気を強制的に外部へ送り出し、負圧します。
5分ほどで気密検査の結果「C値」が出ます。
C値とは
C値とは、隙間面積の割合を示す数値で、床面積1㎡当たりどれ位(何c㎡)の隙間があるかを示す数値です。
この値がゼロに近いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
国の定めた高気密住宅のC値の基準は「5.0c㎡以下」ですが、スローライフ住宅設計の平均数値は「0.1~0.2c㎡/㎡」です。
今回の測定結果も当社の平均的な数値「0.1~0.2c㎡/㎡」が出て、この家の意図していない隙間は家全体でわずか「カードサイズのほぼ半分」という結果でした。
大工さんの丁寧な施工の賜物に圧巻です。
検査後、アクア吹付の様子をご紹介します。
天井にも隙間なくアクアフォームが吹き付けられています。
壁面も隙間なく吹き付けています。
午後からの作業で、菅田大工が床材をカットして貼る準備をしてたところに遭遇。
床材を貼ると、傷つけないように養生をするため、完成間近まで見れないのでとても貴重でした!
今回の床材はお施主様たっての希望で無垢材のナラを採用しております。
気密性が高い高性能な住宅は過乾燥になるため、無垢材を使用するとリスクもあるのですが、無垢材の存在感は唯一無二です。出来栄えがとても楽しみです。
本日のレポートはここまでです。
それでは、次回のレポートをお楽しみに。