
木は基本的に軸力に強く、せん断力に弱い性質を持っています。
なので柱より、梁の方が太くなります。
1階と2階の壁が揃っていると、梁に掛かる負担も減って、梁せいが小さくなります。
当然コストも安くなります。
軸力で力を伝えることが基本となるので、2階の柱の下に1階の柱がない場合で、筋交いを取り付けると、梁を太くしないと構造的に成り立たなくなります。
机上の計算で耐震等級2や3に出来ても、壁直下率が低いと設計者として非常に不安です。
ところが設計者の中には、鉄骨造や鉄筋コンクリート造を設計しているかのように、壁直下率を意識せずプランを作っている人もいます。
理想は壁直下率は70%以上、低くても60%以上にはしておきたいものです。
外壁しか上下の壁が揃っておらず、内壁がバラバラで50%程度、その様なプランになってませんか?